つきあい方に注意したい人の特徴

ただし、次のようなしぐさをする人には、ストレスを与えられる可能性が高いので、つきあい方に注意したいところです。

・会話中に指をさす人

他人を指さすことを、心理学の世界では「ワンアップポジションを形成する行為」と呼びます。

指をさすのは「自分のほうが立場(ポジション)が上」と考えているためにあらわれるしぐさで、指をさされたほうは「自分は見下されている」と感じます。

現役時代には先生と生徒、上司と部下、先輩と後輩、顧客と業者のように、明らかな上下関係がありましたが、シニアになったらそんな関係に左右されることはありません。

・ため息をつく人

ため息が出るのはどんな状況のときかというと、それはストレスが溜まったときです。

ストレスの負荷によって崩れてしまった自律神経のバランスを回復させようとして出るものですから、それ自体は心身にとって好ましいものです。

腕組みをするというのは、「あなたと距離を置きたい」「あなたを攻撃したい」という気持ちのあらわれです(写真提供:Photo AC)

ため息を見せられたほうは、ストレスが原因と理解していると、「自分が相手にストレスを与えたのだろうか」という不安に苛まれます。

実際にはそうでなくても、無意識のうちにそう思い込んでしまうため、こういう人と一緒にいると自分のストレスも増えることになるのです。