人には向き不向きがある
転職活動をしながら派遣をやっていた頃、できないとまではいかないけど向いていないと思う仕事ばかりやっていた。接客業が主だったが、この仕事が大好きだという先輩を見て、人には向き不向きがあると強く思った。
レジ締めの作業は細かく、計算が合わなかった時の始末が大変だったし、超絶不器用なのでラッピングがとても苦手で、のしの種類はややこしくて嫌だった。
その後、オフィスワークになるが、いわゆる事務仕事はすごく不得手。ケアレスミスが多く、何度怒られても直らない。一方、たまにやる動画編集の仕事は、すぐに飲み込めて作業時間もかなり早く、得意だという自覚があった。でも、それだけをできるわけでもなく、苦手な事務作業もやっていた。
副業でライターをしていたが、超絶不器用で、単純作業が恐ろしく苦手な自分も、編集やライティング作業だけはサクサクと進められ、これが自分の好きなことだ、という実感が持てた。やがて自分の好きなことだけを仕事にしたい、と思うようになった。どれだけやっても上達せず、自分の性質的にまったく歯が立たない仕事をやっても誰のためにもならないと強く思ったのだ。