カレー粉とめんつゆ、ニンニクの香りに包まれて

レンチン後は、スプーンでひき肉をほぐしながらザクザク混ぜます。うちでは、ほぐしすぎず、肉のゴロゴロ感をほどよく残し、そぼろ&肉だんごのような感じに仕上げます。

蒸し汁ごとそうめんにのっけると、カレー粉とめんつゆ、ニンニクの香りに包まれて、食欲がムクムクッ! ワシワシ混ぜながらいただきます!

混ぜ麺は、最後に具だけがお皿に残ってしまいがちですが、オクラのネバネバのおかげでそうめんによくからみ、最後までいいバランス。

味付けはとてもシンプルですが、キーマカレーとも蕎麦屋さんのカレーうどんとも違う軽やかさ。トマトの酸味と旨味でさっぱりとしていて飽きない。「次はごはんにのっけて食べたい!」食いしん坊な妄想が膨らんできます。

さて、今日はきゅうりとハムが冷蔵庫にあるので、余分に茹でたそうめんで、定番マカロニサラダのそうめん版を作ります。キュウリをたっぷり使い、酸味を利かせてさっぱりと……これ、普通なのに美味しすぎ! 困りました。味見という名のつまみ食いが止まらない!

 

●簡単アレンジ〈ハムとキュウリのそうめんサラダ〉

そうめん100g(茹でた状態で約270g)、水気をきってキッチンバサミでカット。塩もみして水気をよく絞ったキュウリ1本、細切りにしたハム3枚、マヨネーズ大さじ2、酢大さじ1を混ぜ合わせ、塩で味を調えたら完成!

 

◆「なりっち食堂」の連載一覧

ごはんに化ける ズルイおつまみ
(著:藤岡操/EDITORS)発売中!

コロナ禍のいま、自宅で楽しむおつまみの本が人気です。
私は飲むけれどパートナーは飲まないというケースや、お酒を嗜む夫婦のほかに子どもがいるケースも少なくはありません。
そこで、ワインのおつまみだけど、ちょっとしたアレンジで晩御飯のおかずにもなる! 1品つくれば家族みんなで楽しめるそんなレシピを集めました。
難しいことも面倒なこともなし。身近な食材と調味料の組み合わせだけで、楽しみはうんと広がります。どこで売っているのか分からないおしゃれ過ぎる食材も使用していません。食材も、料理の工程も少ないものばかりです。
揚げ物を食べたいけれど衣の準備が面倒……ならば、春巻きの皮を使ってパリッと焼こう!
冷蔵庫に肉も魚もない……ならば、ゆで卵と粉チーズでご馳走にしちゃおう!
和風の煮物とワインを合わせたい……ならばオリーブオイルと黒コショウをかけるだけで相性抜群に!
そんな気楽な発想で、ワインと一緒の晩ごはんを自由にのびのび楽しみませんか?
版型はコロンとした正方形に近い可愛いかたち。簡単な工程なので、本と睨めっこする必要はありません。いつまでも手元に置いておきたい、パラパラ眺めるだけで楽しくなれるそんなレシピ本です。