究極の入浴法とは?(写真提供:Photo AC)

 

日本人の生活と切り離せないお風呂。「湯船につかるのは、世界一簡単な健康法」と話すのが、これまで7万人を超える入浴習慣を医学的に調査してきた「入浴のスペシャリスト」温泉療法専門医の早坂信哉先生です。先生曰く、知っていそうで意外と知らない「正しい入浴方法」があるそうで…。今回はその早坂先生の著書『入浴 それは、世界一簡単な健康習慣』より、一部を抜粋して紹介します。

「40℃で10分間」、これが究極の入浴法!

入浴、それは世界一簡単な健康習慣だということに、気づいていただけたと思います。

もちろん、これまで通り入浴するだけでもよいのですが、せっかくですから、ぜひこれからお伝えする「究極の入浴法」をお試しいただきたいのです。

実は、これまでたびたび示してきたのですが、究極の入浴法の指標があります。

すでに気になっていた方も、いらっしゃるかもしれません。私が25年以上、医学的に入浴を研究してきて「誰にとっても安全で」「最大限効果を引き出せて」「無理なく続けられる」入浴法。

それは、【40℃で10分間、肩までお湯に浸かる】という方法です。

これだけ?と、拍子抜けされたでしょうか。

ですが、本当にこれだけでいいのです。

お湯に浸かるとき、次の3つを守るだけで、入浴の健康効果がしっかり得られるのです。