あ、今また私はネガティブなことを考えていたな、ということに気づいてあげる。これって簡単なようで、実は難しいことです。
人間って、思考に流されているときに、なかなかそのことを客観的に見ることができないのです。
そこで、瞑想やマインドフルネスのエクササイズを通して、流されてしまっている自分に気づいてあげる、ということをやっていきます。
そうすることで、ネガティブに流されていた思考を手放していく。ネガティブな思考をただの思考だなと、見送っていく、という経験を積んでいきます。
そうして、ポジティブにもネガティブにもなりすぎない、ちょうど真ん中のところに自分を引き戻してあげることができるようになります。
人間って、何でも偏りすぎっていうのがダメなんですよね。
ですから、ネガティブはもちろんなんですが、ポジティブだけでもダメというのが、マインドフルネスの考え方です。その中央、バランスをとってあげる。
どちらかに偏っていたら少し戻してあげて、反対の方向に偏っていたらまたそれも引き戻してあげて、そういうふうにしてフラットな状態でいるというのが、マインドフルネスの考え方です。