素晴らしいと感心させられる人は……

人間誰にでも長所があります。ちょっとした欠点を気にして反省するより、長所を見つけて伸ばすようにすればいいし、他人には長所だけ見せていればいいのです。

どんな素晴らしい人だって、ダメダメなところはあるのでしょうが、見せていないだけなのです。

『60歳からの「手抜き」の極意』(著:和田秀樹/河出書房新社)

私もこれまでにたくさんの書籍を出版してありがたいことによく売れるようになっていますが、そうは言ってもなかなか売れない作品もあります。けれども、評判のいいものだけが目立つから生き残っていられるのです。

「あの人はすごい」「それに比べて自分はダメだ」と悲観することはありません。素晴らしいと感心させられる人は、長所の見せ方がうまいのです。