生活習慣で“ホルモンの力を守る“

また、適度な運動と質の良い睡眠を心がけることは、更年期以降のホルモンバランスを守る基本です。

ウォーキングやストレッチなど、無理のない運動は代謝や骨密度や筋力低下を防ぎやすくします。エストロゲン減少で冷え・血行不良を感じやすくなるため、腹巻き、温かい飲み物、湯船につかる習慣を取り入れ、血流を促しましょう。

また、寝る前のスマホを控え、照明を落とし、ぬるめの入浴で体をゆるめることは、自律神経を整え、眠りの質を高めます。ストレスもホルモンに影響するため、深呼吸や趣味の時間など“心がほっとする瞬間”を意識的に持つことが大切です。

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朝は同じ時間に起きて日光を浴びることで体内時計が整い、ホルモン分泌も安定しやすくなります。

加えて更年期以降は、骨密度・コレステロール・血圧などの定期的なチェックも重要。

「なんとなく調子が悪い」「昔と違う」と感じたら、それは体からの“赤信号”かもしれません。悪性疾患が潜んでいるかもしれませんので、婦人科専門医や、内科専門医に一度は相談をしてください。