魚や肉については、水けを拭き取り、空気に触れないようラップで密閉して包んでからポリ袋へ入れる。このひと手間で品質の劣化を防ぐことができます。買ってきたときのプラスチックトレーのまま冷凍すると隙間ができ、食材が空気に触れる面積が広くなって霜がつきやすくなるのでやめましょう。
冷凍の利点は、おいしく食べられる期間が延びるので、フードロスの削減にもつながること。また、解凍するときに細胞内の水分が出ていき、壊れた細胞に調味料が素早く入って味がしみこみやすくなるので時短に。
さらに、複数の食材をストックできるから料理のバリエーションも増え、不足しがちなカルシウムやたんぱく質、食物繊維などを意識したバランスの良い献立を立てやすくなるのです。
冷凍はただの保存方法ではなく、冷凍室の力を借りた「冷凍調理」とも捉えられます。凍らせることでおいしさのもとが凝縮されるため、調味料も控えめになり、結果として減塩効果も。
トマトや玉ねぎなどは冷凍でコクや甘みが増す食材です。市販のコンソメに頼らずとも満足感のある味わいになります。
冷凍は「守りの保存」ではなく、おいしさを引き出す「攻めの調理」なのだと認識を改めていただけると嬉しいです。