睡眠不足は、血管を「雑巾絞り」にする

睡眠不足がもたらす悪影響として、見た目以上に恐ろしいのが血管へのダメージ。睡眠不足は、血管をダイレクトに老化させます。

私たちの体は、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスで保たれています。起きている間は「交感神経」が優位になり、血管はキュッと収縮し、血圧が上がっています。いわば「戦闘モード」です。

『血管の専門医が30年間欠かさない すごい習慣』(著:池谷敏郎/エクスナレッジ)

逆に、眠っている間は「副交感神経」が優位になり、血管が拡張し、血流が穏やかになり、血圧が下がります。これが「休息モード」です。

もし睡眠時間が短かったり、質が悪かったりするとどうなるかというと――夜になっても交感神経のスイッチが切れず、血管はずっと収縮したままになります。24時間365日、緊張状態で締め上げられている血管は、弾力を失い、硬く脆くなっていきます。

これが動脈硬化の始まりにつながります。

徹夜明けの顔が青白くドス黒いのは、血管が収縮し、血行不良を起こしている証拠です。