2021年11月14日、福岡県の福岡国際センターで始まった大相撲11月場所が中日を終えました。コロナの影響で2年ぶりの博多の開催となり、白鵬引退後、ひとり横綱となった照ノ富士の連覇はなるか? 照ノ富士と大関・貴景勝が全勝で折り返し、期待が高まります。『婦人公論』愛読者で相撲をこよなく愛する「しろぼしマーサ」が、今場所もテレビ観戦記を綴ります

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静かな闘志のもと「横綱相撲」の照ノ富士

大相撲11月場所は中日8日目を終え、全勝は横綱・照ノ富士と大関・貴景勝。7勝1敗で追っているのは関脇・御嶽海と前頭15枚目・阿炎だけだ。

8日目、照ノ富士は、前頭4枚目・遠藤を落ち着いて押し出した。照ノ富士は連日、対戦相手に稽古をつけているかのように相撲を取らせ、それから投げたり、寄ったり、押し出したりして勝つ。まさに静かな闘志のもと「横綱相撲」を取っている。

大関・貴景勝は、7日目まで「僕の廻しは触らせない」という闘志むき出しの突き押し。8日目は、小結・逸ノ城と長い相撲を取り、貴景勝が土俵から転げ落ちたが、物言いがついた。相撲の途中で逸ノ城が貴景勝のまげを掴んでいて、反則のため貴景勝の勝ちとなった。勝負審判が「こら!まげ掴んじゃだめ。やめなさいよ」と相撲の途中で叫び、行司が必死で止めるシーンが見たかった。