仮眠を入れて、作業効率の低下を防ぐ

眠気をこらえてムリして起きていたら、一瞬フッと意識が飛んでしまった……という経験がある方もいるのではないでしょうか。これは 「マイクロスリープ」 といって、数秒から数十秒の時間、脳が眠っている状態です。

『なぜ、あの人はよく眠れるのか』(著:小林弘幸、三輪田理恵/ 主婦と生活社)

頻繁にマイクロスリープが起きる状態で無理やり起きていても、作業効率は低下する一方で、加えてミスも起こりやすくなります。ここで一番よいのは「仮眠をとる」ことですが、大事なのはタイミングと時間です。

効果的な仮眠のポイントは、次の2つです。

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(1) 15分の仮眠:眠気をスッキリさせるのに有効。

(2) 90分前後の仮眠:エネルギーを増大させるのに有効。

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もし、あらかじめ徹夜をすることがわかっている場合は、徹夜する当日の14時~16時の間に90分前後の仮眠をとっておくのがおすすめです。14時~16時は体内時計のリズム的に体温が下がり、脳の疲れも出てくるタイミングなので眠りやすいはずです。

それが難しい場合は、眠気の波がやってくる90分おきに15分以内の仮眠をとるとよいでしょう。そして疲れが溜まる前に、こまめに休憩をとって疲労を抜くことがポイント。時間がなければ5分などもっと短くてもかまいません。