貧困家庭に生まれ、いじめや不登校を経験しながらも奨学金で高校、大学に進学、上京して書くという仕事についたヒオカさん。現在もアルバイトを続けながら、「無いものにされる痛みに想像力を」をモットーにライターとして活動をしている。ヒオカさんの父は定職に就くことも、人と関係を築くこともできなかったそうで、苦しんでいる姿を見るたび、胸が痛かったという。第28回は「平手友梨奈の魅力を語る」です。
ポテンシャルをいかんなく発揮する平手友梨奈
昨年12月、平手友梨奈(以下敬称略)がHYBEへ移籍したというニュースが飛び込んできた。しかもHYBE JAPANの新レーベル、株式会社NAECO(ネイコ)の1人目のアーティストとしての所属。
このニュースを聞いて、安堵した自分がいた。
14歳で欅坂46の最年少メンバーとしてデビュー、さらにセンターを務めた逸材。その後、2020年にグループを脱退(本人が卒業ではなく、脱退という表現を希望したという)。
その後グループは櫻坂46へと改名。
欅坂46は平手友梨奈センターで始まり、平手友梨奈センターで幕を閉じたのだった。
その後、平手友梨奈はソロアーティスト、さらには女優として活躍の場を広げた。
欅坂46時代から、『渋谷からPARCOが消えた日』では真っ赤な衣装で楽曲を歌い上げ鮮烈な印象を残し、『角を曲がる』では孤独や陰の部分を歌とダンスで見事に表現。Mステでのパフォーマンスは多くの人の心を打つなど、ソロ楽曲でも活躍。
さらに、『2017 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)で、平井堅の曲『ノンフィクション』に合わせコンテンポラリーダンスを披露し、そのダンススキルと突き抜けた感情表現のスキルで脚光を浴びたり、SEKAI NO OWARIの楽曲『スターゲイザー』のMVでは自ら振り付けを担当、Mrs. GREEN APPLEの楽曲『WanteD! WanteD!』のMVでもダンス披露するなど、ソロアーティストとしての存在感、ポテンシャルをいかんなく発揮していた。