すごくよかったよ、頑張ったね
予想より早く、3日後に電話がありました。
翌日お家に伺うと、道にまで出て来てくださり私の頭や肩、背中、腕を撫でまわして、
「読んだよ、読んだ。よかったよ。本当によかったよ。すごくよかったよ。頑張ったね、頑張ったね。よかった、よかった、よくやった」
と抱きしめてくれたのです。
人にこんなに褒められた経験は後にも先にもありません。
ご自身も末期のがんなのに、どんな気持ちでお読みになるのだろうと少し心配していたけれど、希林さんは“だからこそ”読みたかったと言っていました。