独自の睡眠改善方法のカリキュラムを確立

N:会社を辞められて、独立されたという事ですか?

K:そうですね。でも体を壊した直後に辞めたのではなく、しばらく勉強をしながら会社勤めをしていました。当時すごく忙しかったのですが、忙しい中でも、どうやったら睡眠や自律神経の課題が解決できるのかということや、忙しい中で睡眠や入浴、寝る前のリラックス時間を捻出するための家事の時短方法などを考案したり、この経験は、今の指導方法にも反映されています。

会社を辞めた後は、個人指導をすぐにはじめたのですが、クライアントさんの睡眠や体、美容面も含めて、どうやって最短で効率よく、問題が解決するのかという事を試行錯誤しながら指導をして12年以上経ちました。指導を行う中で、改善意欲がない方やすごく忙しい方、長時間労働を強要されるような職場環境である方への改善方法でしたり、看護師さんや医師の様に夜勤のある方、CAさんなどでも簡単に睡眠課題を解決できる方法などをブラッシュアップしていきました。

さらに、心理職の中で唯一の国家資格「公認心理師」を取得し、心理学と、睡眠を掛け合わせた小林流の睡眠改善方法のカリキュラムを確立出来たという事が私の、そして、当社のベースになります。

当社は、睡眠の新規事業をされたい企業様の研究やコンサルティング、健康経営のサポートなどを行っておりますが、当社の一番の目的は、個人の方の睡眠改善です。良質な睡眠を得る方法を誰もが習得し、それを親から子へ当たり前に伝承される社会を作りたいと考えています。

そのためには、今までもこれからも行っていく睡眠改善カウンセリングだけでなく、個人の睡眠の質を高めるための様々なグッズやツールが不可欠だと思うのです。ですので、企業の方へ、個人の睡眠の改善に繋がるエビデンスのある商品やサービス作りのサポートにも力を入れています。使用する方は一般の方です。長年当社が行っている個人の睡眠改善の知見がベースにあるからこそ、個人の課題解決に繋がり、愛されるモノづくりの支援ができているのではないかと思います。

SleepLIVE(株)代表取締役で公認心理師の小林麻利子さん(写真提供◎小林さん)