(写真提供:Photo AC)
しっかり休んでいるはずなのに、なんだか疲れが取れない…そんな経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。多くのアスリートから絶大な支持を得ているスポーツトレーナー・中野ジェームズ修一さんは「日々の行動をちょっと工夫するだけで、不安やストレスが改善され、疲れづらい体になる」と語ります。そこで今回は中野さんの著書『大人気フィジカルトレーナーが本気で考えた 疲労回復の習慣』より一部を抜粋し、「とっておきの疲労回復方法」をお届けします。

疲労回復の特効薬になる食べ物は存在しない

ボリュームとクオリティのコントロールが大事

「疲労回復に効く食べ物は何かありませんか?」

「鶏のムネ肉を食べると、疲れは取れるんですよね?」

疲労を気にするアスリートやクライアントたちから、そんな質問を受けることがよくあります。しかし、それに対する答えは、残念ながら「ノー」。疲労回復をかなえてくれる魔法の食べ物は存在しないのです。

新鮮な野菜や果物を食べたら疲れにくいとか、肉を食べたら元気になったなどという実感が得られることもあるでしょう。それはおそらくプラセボ(偽薬)効果。プラセボ効果とは、本当は効き目がないのに、効果があると信じ込むことによって効果を得られるものです。

プラセボ効果は決して軽視できませんが、疲労と疲労感は別物。プラセボ効果で疲労感が軽くなった気がしても、疲労が手つかずのまま放置されてしまったら、それが蓄積して深刻化することも考えられます。