通巻1600号を迎えた『婦人公論』。創刊以来、女性をとりまくさまざまな問題にスポットを当てて、自分らしく生きたいと願う読者に寄り添ってきました。その歴史はまさに《女性の生き方》の研究の積み重ねでもあります。そこで、この連載では、「女性の生き方研究所」として、読者のみなさんにアンケートを実施して、今を生きる女性たちの本音にせまっていきます。第1回のテーマは「アフター更年期」。たくさんお寄せいただいた回答をもとに、前・中・後篇の3回にわたってお届けします。今回は中篇です。

体の変調を改善するために、していることは?

【回答者数】139人 【平均年齢】65・06歳
【回答者の内訳】60代…58人/70代…30人/50代…29人/80代…11人/40代以下…8人/90代…3人

 

Q. 心身の変調により起きたことやトラブルなどを教えてください

●ピアノを教えているが、不調で休みがちになり、生徒が減りました
(55歳・ピアノ講師)

 

●階段を踏み外すことが増えた。一度、転倒して頭・背中、お尻に大怪我をした
(60歳・専業主婦)

 

●更年期にコロナ禍が重なって、人と会うのが億劫になり、外出はパート先のみ。定年退職を迎えた夫も生活が激変し、毎晩家飲みでそれぞれの不調を紛らわしていたら、肥満と老化(皮膚、運動機能の低下)が進んでしまった
(61歳・パ―ト)

 

●グチっぽくなり、仲のいい友人に聞いてもらっていた。優しい人でいつも聞いてくれたが、あるとき「もうムリ」と言われ、疎遠に
(65歳・専業主婦)

 

●歯科治療に行ったとき、いいようのない不安を感じ、治療を中断して帰った。その後は精神安定剤を服用してから受診するようにした
(65歳・年金受給者)