人生とは修行のようなもの
徳川家康を祀った日光東照宮には「見ざる、言わざる、聞かざる」の「三猿」があります。これこそじっと流れを待つ極意であり、自律神経を乱さない基本でもあります。
自分に流れが来ていないとき、ぜひとも「人を恨まず、悪口をいわず、笑顔でいる」を意識してみてください。
修行みたいなものですが、そもそも人生とは修行のようなものです。そんな修行をはじめてみてはいかがでしょうか。
恨んだり、悪口をいうどころか、流れがよく、調子に乗っている人を「あの人は素晴らしいですね」と褒め称えるくらいになれば一流。
もちろん皮肉ではなく、本気でいうのです。でも、それこそが自分に流れを引き寄せるコツ。
流れはコントロールできませんが、自律神経が安定し、いつも笑顔でいる人に、いい話は転がり込んでくるものです。
※本稿は、『はじめる習慣』(日経BP 日本経済新聞出版)の一部を再編集したものです。
『はじめる習慣』(著:小林弘幸/日経BP 日本経済新聞出版)
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