(写真提供:Photo AC)
50代になると「美白ケアを完璧にしているのに年々シミが濃くなる…」「食事量は若い頃と変わらないのに、お腹周りの脂肪が増える一方…」といった悩みを抱える女性が急増します。しかし「それらの不調は決して<年のせい>だからではない」と断言するのは、多くの女優やモデルに支持されるカリスマ美容家の山田祥子さん。今回は、山田さんの著書『50歳からのやめる美容はじめる美容 肌・髪・体が変わる』から、50歳からの女性の健康美に欠かせないケアを一部ご紹介します。

<やめる>肌老化の元、AGEを増やす糖質過多・揚げ物

老化を進める大きな原因がタンパク質のコゲつき=糖化です。

糖化とは体内でタンパク質が余分な糖と結びつき、タンパク質が変性、劣化することです。

このとき生成されるのがAGE(終末糖化産物)という老化物質です。

AGEが体に蓄積すると、動脈硬化や糖尿病、骨粗鬆(こつそしょう)症などさまざまな病気の原因になるほか、血管・骨・皮膚の細胞間をつなぐ架橋をもろくすることが報告されています。

皮膚ではコラーゲンなどの弾性線維に蓄積し、すると線維の伸縮性が失われ、シワやたるみを招いてしまいます。