下半身に冷えが停滞すると起こる症状

下半身に冷えが停滞することで、冷えやむくみ、月経異常、下痢、便秘、性交痛、寝付きが悪い、重だるい、寝汗がひどい、腰痛、関節痛などが起こりやすくなります。

 

(イラスト/pum 『東洋医学が効く!更年期と自律神経をととのえる本』より)

 


更年期の不調はさまざまありますが、この上熱下寒のメカニズムがわかっていると、更年期特有の症状に限らず、より幅広い不調―自律神経失調症やうつ病、慢性疲労症候群、ウイルス感染後に起こる長期的な熱発など―においても、体内で起こっていることの把握と対応が、自分自身でできるようになります。

たとえ同じ病名だとしても、症状の種類や程度が人によって異なる更年期障害は、自律神経の乱れと内臓のバランスを細かく診ることができる東洋医学が得意とする分野です。

※本稿は『東洋医学が効く!更年期と自律神経をととのえる本』(ワニブックス)の一部を再編集したものです。

 

 

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東洋医学が効く!更年期と自律神経をととのえる本』(著:森田遼介/ワニブックス)

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