習慣4、5

【習慣4】 朝の日光を浴びる 光が「心の時計」を動かす

セロトニンは、光によって産生が促されるという重要な特性を持っています。

目に入った光の刺激が脳内の縫線核に伝わり、セロトニンの産生スイッチが入ります。だからこそ、朝に日光を浴びることは、その日1日の心の安定の基盤を作るのです。

目安は午前中に15〜30分、太陽の光を浴びることです。曇りの日でも、屋外の光は室内の照明より数十倍も明るく、十分な効果があります。

特に(セロトニンの働きが弱く、環境の影響を受けやすいSS型が多い)日本人は、光の刺激に対する感受性が高いと言われています。秋冬に気分が落ち込みやすい方、「冬季うつ」の傾向がある方は、朝の光を取り入れるだけで劇的に改善されることがあります。

起き上がったら、まずカーテンを開けてください。たった30秒のこの習慣が、1日のセロトニン量を決めるのです。

【習慣5】30秒セルフタッピング 自分を「優しく叩く」

今すぐできる、最強の応急処置があります。

セルフタッピングとは、自分の身体を、リズムよく優しく叩くことです。

両腕を身体の前でクロスして、指先が鎖骨の下に触れるようにします。そこで1秒に1回のペースで左右交互に、30秒間タッピングします。自分で自分を抱きしめるような恰好で、ゆっくり交互にトントンと叩いてください。

このリズムある動きが脳の縫線核を刺激し、セロトニンを産生します。同時に、自分の身体に触れることでオキシトシンも分泌され、安心感が増します。

タッピングを試した人の多くが、「一人でいるのに、なぜか落ち着いた」と言います。それは気のせいではなく、脳内で確実に変化が起きているのです。不安で眠れない夜、誰かに話を聞いてほしいけれど声をかけられないときに試してみてください。自分の手が、自分の心をなだめてくれます。

※本稿は、『幸福感とは身体感覚である: 4つのホルモンを増やして体の中から幸せになる』(草思社)の一部を再編集したものです。

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『幸福感とは身体感覚である: 4つのホルモンを増やして体の中から幸せになる』(著:山口創/草思社)

「やる気が出たら始める」は間違い。

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