アニサキスとは

アニサキスは、魚やイカ、オキアミなどに寄生し、最終宿主である海棲哺乳類のクジラやイルカなどの胃内で成熟して卵を産む。

産んだ卵(下図)は糞と一緒に海水中に放出される。その後、卵から孵化した幼虫は海水中に浮遊し、これをオキアミなどの甲殻類が餌として摂取し、第1中間宿主となる。

図 アニサキスの孵化直前の卵(左)と孵化直後の幼虫(右)(Shimazu & Amano, 2001を参考に作図)<『日本の海から魚が消える-温暖化、IUUの問題から陸上養殖の挑戦まで』より>
『日本の海から魚が消える-温暖化、IUUの問題から陸上養殖の挑戦まで』(著:矢野勲/中央公論新社)

この後、マイワシなどの小型魚がこの甲殻類を餌として摂取し、第2中間宿主になる。

さらに、サバやカツオなどの中・大型魚がマイワシなどを餌として摂取し、第3中間宿主となる。