「スッキリ朝起き体質」になるには
一方、朝スッキリ起きられる人の多くは、体温とホルモンが上昇していなくても、いったん起きて光を浴びたり、水を飲んだりして自らで上げていきます。その結果、かなり早い段階でスッキリした状態を手に入れることができます。
これを繰り返すことで、少しずつ体温もホルモンも早く上がるようになり「スッキリ朝起き体質」になっていくのです。要は考え方を「目覚めたので起きる」ではなく「起きてから目覚めていく」に変えて実行しているだけなのです。
この考え方を取り入れるだけで、朝目覚めるまでの時間がかなり短くなって、朝から活動的に動けるようになります。
よく「私は低血圧なので朝起きられない」とおっしゃる方がいますが、目覚めやその後の活動と低血圧はほとんど関係がないことが分かっています。ただ、その考え方で長年体も脳も慣れているので、普通の人より少々時間がかかりますが、このやり方で朝早めにスッキリできるようになります。
ちなみにこの朝の起き方を取り入れると、平均28分の時間が生まれることが私たちの調査で明らかとなりました。「早起きは三文の徳」とは、まさにこのことですね。
※本稿は、『働くあなたの快眠地図』(フォレスト出版)の一部を再編集したものです。
『働くあなたの快眠地図』(著:角谷リョウ/フォレスト出版)
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