イラスト:小林マキ
忙しい毎日を送っていると、何かとストレスやイライラが募るものです。できるだけ溜め込むことなく、機嫌よく毎日を乗り切りたいところ。上手なストレス対応法を専門家にアドバイスしてもらいます(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/葛西由恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》)

心の疲れをとりのぞく4つの生活習慣

1)1日2回の瞑想で心のバランスを整える

「静かな場所にリラックスした姿勢で座り、ゆっくりと自然に呼吸をします。意識を呼吸に向け、息を吸うとお腹が膨らんで、吐くとお腹がへこむといった感覚をしっかり感じとりましょう」(佐渡先生。以下同)

10~15分程度、1日2回行うのがおすすめ。最初は集中力が続かなかったり、途中で飽きてしまったりするかもしれませんが、続けることで集中力が持続するようになるそう。

「自分と向き合う時間をつくることで、ストレスを強く感じている、心が沈んでいるといった心身の疲労にも気づきやすくなります」

●床座と椅子座

【基本の姿勢】
椅子に座る場合は、深めに腰をかけ、背もたれから背中を離し、足の裏全体をしっかり床につける。床に座る場合は、お尻と脚全体で体を支え、安定した姿勢に。

安定しない場合は座布団やクッションなどで調整する。硬い床に座るときは、ヨガマットがあると便利。

どちらの場合も、両手は肘を曲げて太ももの上に軽くのせる。眼は半眼でも閉じてもOK。