老化という現実を受け入れた人が一番幸せな生き方をしていた

認知症は進行性の病気です。だから、症状が重くなると最終的に寝たきりになってしまいます。厳しい現実ですが、認知症と診断されたら、この最後は覚悟しなくてはなりません。

意欲的にその日を楽しく生きながら進行を遅らせつつ、症状が進んだときのこともしっかり備えておく。すると、重い気がかりが一つなくなり、自分の人生の自由度を増すことができます。

物事をしっかりと判断できるうちに自分が入りたい希望の老人ホームを見つけておきましょう。もし年金でまかなえないなら、持ち家を売るなどの算段も症状が軽いうちにつけておくべきです。

人は必ず老化し、最期を迎えます。

これまで多くの高齢者と接してきましたが、老化という現実を受け入れて意欲的に生きようとした人が、結局は一番幸せな生き方をしていたように思います。