(写真提供:Photo AC)
厚生労働省が公表した「高年齢者雇用状況等報告」によると、令和5年6月時点の70歳以上の常用労働者数は約93万人だったそう。そのようななか「人が喜ぶことが自分の幸せ。これからも生きている限り、大好きな仕事を続けていきたい」と語るのは、101歳で現役の化粧品販売員として働いている堀野智子さんです。今回は、堀野さんの著書『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』から一部引用、再編集してお届けします。

人との交流を絶やさない

仕事を通じていろんな人と出会うことができ、今でもその何人かと交流を持てていることが、張り合いになっているのではないかと思います。

それこそバスで顔見知りになった人とも友達になるくらいなので、人付き合いは好きですし、人間関係がもたらしてくれるものは、とても大きいと思うのです。

『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』(著:堀野智子/ダイヤモンド社)

自分にはできなかった体験について教えてくれたり、自分では思いつかないことに気づかせてくれたり……人と交わること自体が、人生を豊かにしてくれると思うのです。

たまには相手の人の愚痴を聞いたり、私もあまり他の人には打ち明けられないようなことを聞いてもらったりしたこともあります。

人と人は支え合って生きているのですから、日々のご縁を大切にしたいと思うのです。