便秘というと冬のイメージがありませんか? しかし、池田糖化工業株式会社が行った調査によると、夏に便秘で悩まされる人は意外と多いんだそう。その原因には、エアコンによる「冷え」が関係しているといいます。気象庁の発表では、9月も全国的に平年より気温が高くなる予想となっています。長引く残暑で便秘が悪化しないよう、食べ物で対策しましょう。腸活・温活に詳しいイシハラクリニック副院長・石原新菜先生によると、冷えによる便秘には「ショウガオール」が効果的だといいます。
この記事の目次
エアコンの冷えが便秘をもたらす
池田糖化工業株式会社が6月に実施した「夏の冷え・便秘に関する調査」では、夏に便秘になりやすいと感じた人は55%でした。また、他の季節に比べ夏の便秘が辛いと感じる人は88%と、「夏便秘」に悩む人が多いことが分かっています。
その原因は「冷え」です。今年も猛暑が続き、エアコンなしでは過ごせません。
しかし、冷房が利いた室内で長時間過ごすと、内臓が冷えて交感神経が優位になります。その結果、腸の血流や働きが鈍くなり、便秘になりやすくなってしまうのです。
さらに同調査では、夏に職場の気温が低いことにより身体の冷えを感じたことがある人は78%、冷えを感じる環境下では便秘になりやすいと答えた人は54%という結果になっています。そのため、身体が冷えてしまうことで、便秘になりやすくなる人が多いようです。
9月になっても暑さは続きますので、今後もしばらくは冷房の冷えによる便秘に注意しましょう。