究極の正解

誹謗中傷する側は、される側に問題があると思っているが、実際はする側が問題を抱えていることが多く、それは他人にどうこうすることができることではない。

しかしいくら事情があったり、その人自身が色々抱えていると知ったところで、「気にしない」なんてことは簡単にできない。

表に出ると、よくも悪くも他人のいろんな感情を刺激してしまう。日々好き放題言われている芸能人は、どうやってやり過ごしているのか。以前インタビューしたある芸能人は、SNSを一切見ないそうだ。

「見なければ、自分の中では何も起きていないのと同じ」なのだという。正直、これが究極の正解だ、と思う。

しかし、見ない見ない、見ないが勝ち!と思いながら、結局またどうしても見てしまう。SNSとの完全な決別が目標だが、達成できる日は遠いのかもしれない。

前回「人は〈困難を乗り越えた〉美談は受け入れやすい。だが、困難をありのままに受け止め、おかしいと訴える人もこの社会には必要」はこちら

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