カニ食べてんのか!と思うほど

最初に皮目サッと焼き目を付けてから酒蒸しにするので、ほんのり香ばしく、臭みはまったく気になりません。

きのこの旨味、酒の香りをまとった身は、ふわふわ、ホロリ、じゅわり。
アラは皮もしっかり付いているので、皮の周りの香りや脂もたっぷり。

カニ食べてんのか!と思うほど、夢中で身をホジホジ、日本酒をクイクイ。
日本酒が最高に合う、香り豊かな一品となりました。
あ、もちろん白ワインも合います!

美味しそうなアラを見つけたら、ぜひ酒蒸しで楽しんでみてください。
ちょいと柚子胡椒を添えたり、レモンなどを搾るのもおすすめです。

 

●今日の酒〈紀土 カラクチキッド 特別純米酒〉

和歌山県にある平和酒造さんの『紀土 カラクチキッド 特別純米酒』。やわらかくて後味スッキリ。どんな料理とも合わせやすいのですが、魚料理と相性抜群!

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ごはんに化ける ズルイおつまみ
(著:藤岡操/EDITORS)発売中!

コロナ禍のいま、自宅で楽しむおつまみの本が人気です。
私は飲むけれどパートナーは飲まないというケースや、お酒を嗜む夫婦のほかに子どもがいるケースも少なくはありません。
そこで、ワインのおつまみだけど、ちょっとしたアレンジで晩御飯のおかずにもなる! 1品つくれば家族みんなで楽しめるそんなレシピを集めました。
難しいことも面倒なこともなし。身近な食材と調味料の組み合わせだけで、楽しみはうんと広がります。どこで売っているのか分からないおしゃれ過ぎる食材も使用していません。食材も、料理の工程も少ないものばかりです。
揚げ物を食べたいけれど衣の準備が面倒……ならば、春巻きの皮を使ってパリッと焼こう!
冷蔵庫に肉も魚もない……ならば、ゆで卵と粉チーズでご馳走にしちゃおう!
和風の煮物とワインを合わせたい……ならばオリーブオイルと黒コショウをかけるだけで相性抜群に!
そんな気楽な発想で、ワインと一緒の晩ごはんを自由にのびのび楽しみませんか?
版型はコロンとした正方形に近い可愛いかたち。簡単な工程なので、本と睨めっこする必要はありません。いつまでも手元に置いておきたい、パラパラ眺めるだけで楽しくなれるそんなレシピ本です。