最安最短を忘れて贅沢に

エネルギーの無駄遣いをしようというのではありませんが、エアコンを使わないときには切る、使うときにはつける、それだけでいい。

ポイント2倍の日を覚えておいて、割引カードのあるドラッグストアに買いに行かなくてもいい。

水やティッシュペーパーを、通販サイトで毎月買うことにしたらいくら得か考えたり、思ったより減らなくて困ったりしなくてもいい。

そういうものに踊らされたりしない。忘れてしまうというのが、変に疲れないでご機嫌でいられる道だったりします。

むしろ、仕事で生産性を求められているからこそ、仕事から離れたときは、そういう意識をあえて緩めてみてください。四六時中、張り詰めた状態でいると疲れてしまいます。

コスパ・タイパを忘れる。ぜひ、そんな自由な時間を楽しんでください。

 

※本稿は、『精神科医が教える 休みベタさんの休み方』(尾林誉史:著/すばる舎)の一部を再編集したものです。

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精神科医が教える 休みベタさんの休み方(著:尾林誉史/すばる舎)

本当は疲れているのに、「いつのまにか、休みたくても休めなくなってしまった」、すべての人へ。サラリーマン時代、自身や周囲のメンタル不調に遭遇し、その後、精神科医になった尾林先生が、自身のクリニックや企業の産業医として、出会った多くの方々との対話から培った知見をもとにアドバイス。不安や焦りをなくして、休み上手になれるヒントが詰まった1冊。