自分の体質を理解して健康管理する(写真はイメージ/写真提供:Photo AC)

 

更年期にさしかかると、女性ホルモンの減少によりホルモンバランスが乱れ、《疲れ、イライラ、不安感、ほてり、めまい》などの不調が現れます。このゆらぎ世代の不調と向き合う第一歩は「症状を理解し、正しく知ること」です。そして不調を改善する鍵は「自律神経の力」と、はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師である森田遼介さんは語ります。東洋医学の視点から6つの体質タイプに分類し、自分の体質に合うセルフケアが見つかる、森田さんの著書『東洋医学が効く!更年期と自律神経をととのえる本』より、一部を抜粋して紹介します。

あなたのタイプは?体質診断チェックリスト

不調の改善のためには、まずは自分の体質を知ることが大切です。東洋医学では、人の体質を次の6つのタイプに当てはめることができると考えます。

気や血(けつ)が不足する「気虚(ききょ)」「血虚(けっきょ)」、気や血の流れが滞る「気滞(きたい)」「お血(けつ)」、それに水(すい:津液)の乱れ「陰虚(いんきょ)」「水滞(すいたい)」を加えた計6つの体質――これらのうち、自分にはどれが一番当てはまるかをチェックしていきましょう。

それぞれの「証(しょう)」についてはあとでくわしく紹介していきますので、まずは当てはまる数が多い「証」を把握し、該当するタイプの説明を参照してみてください。(※証とは:西洋医学でいう病名に当たる東洋医学名)

皆さんはどの体質に一番多くチェックがつきましたか?

それぞれの「証」が混ざっていることも当然あるはず。その場合はチェック数ごとの【注意レベル】分けを、以下の基準で把握してみてください。