猛暑の中、体のだるさがとれない……。それは、胃腸が弱っているせいかもしれません。食欲が出て、体のめぐりがよくなり、元気が戻ってくる、簡単で効果的な方法を伝授します(イラスト:末続あけみ 取材・文・構成:島田ゆかり)
だるさの原因は、「胃腸」にあり!?
気力が出ない、疲れが取れない。そんな「だるさ」のメカニズムと対処法について、Q&Aで石原新菜先生がアドバイス!
Q1) 夏にだるさを感じるのはなぜ?
A) 冷えと自律神経の乱れから、胃腸の働きが悪くなるのが原因です
今年、「酷暑日(最高気温40℃以上の日)」という名称が正式に気象庁の予報用語として決定しました。このことからも近年、夏の暑さがますます厳しくなっていることを実感します。
気温が上がるほど懸念されるのが、室内外の温度差です。熱中症対策としてエアコンの使用が推奨されるため、室内は25℃前後と涼しい一方、外は35℃を超える暑さで、その差は10℃以上になることも。
私たちの体は、暑い場所では熱を放出するため血管が拡張しますが、冷えた場所では血管が収縮。その切り替えを担っているのが自律神経のひとつ、交感神経です。寒暖差が激しいと、交感神経が忙しく働くことになり、緊張状態になります。その状態が長く続くと自律神経が疲弊し、だるさという症状になって表れるのです。
自律神経は胃腸の働きもコントロールしているので、自律神経が乱れると栄養の吸収や消化がうまくいかなくなり、食欲も低下してエネルギー不足に。胃腸の働きが低下すると血流が悪くなり、体が重く感じることにもつながります。「やる気が出ない」「なんとなくだるい」という夏バテは、「胃腸バテ」が原因のひとつと言えるでしょう。
