新しい世界にふれることも、若返りの《くすり》

お薬の世界も日進月歩ですから、ぼんやりしていたら置いていかれてしまいます。つねに専門書を読んだり講演を聞きに行ったりと、勉強することがいっぱい。

最近はジェネリック医薬品といって、同じ効能のお薬でも先発と後発で薬価が違ったり、名前もそれぞれ違ったりしますでしょう。それを一つ一つ覚えていかなきゃいけないから、本当に大変なんですよ。私の場合は、小学生のときに漢字の書きとりの勉強をしたように、そのへんにある雑紙に薬の名前を何度も何度も書いて覚えています。

接客の合間にパソコンを開いて、新しい医薬品について調べることもあります。インターネットの使い方は、康二郎やお店の若いスタッフに教わりました。2年前からTwitterも始めたんですよ。ときどき操作方法がわからなくなって、康二郎に聞くと「この間も教えたでしょ」って怒るのよ(笑)。

でも、しょうがないわよね。失敗しながらも、何度か使っていけばだんだん慣れてくるものです。そうして新しい世界にふれることも、若返りの《くすり》だと思っています。

とはいえ股関節がまだ本調子でないので、今も自宅に理学療法士さんに来てもらい、リハビリとマッサージを受けている日々です。お店に立つ日もだんだん増やしていきたいのですが、私の健康を何よりも心配してくれている康二郎の許可をもらわなくてはね(笑)。

これからも薬剤師として皆さんのお役に立つためにも、リハビリを頑張りながら、健康に気をつけて過ごしていきたいと思っています。