「今回は、自分の家族の姿を振り返って、また別のしあわせを知った。作品を描くことで、自分も成長できているなんてありがたいことです。」

子どもの頃から父が作った紙芝居を見ていたけど、今回改めて父の作品を見直すと、僕の漫画に似ているなと思いましたね。いや、僕の絵が父の影響を受けているんですけど(笑)、僕の漫画は紙芝居的な要素がある気がします。息子が言うのもなんですが、父の絵はやっぱりすごくいい。「何十年と日々描いている人の線だな」と感心します。

父は、あるインタビューで、「漫画家としての太郎は、私のことなんか一瞬で超えていった」と親バカなコメントをしていましたが(笑)、僕は父を全然超えていないです。そもそも僕は漫画、父は絵本と紙芝居、土俵が違いますし。

大家さんと出会う前は、芸人として忙しい日々の中、引きこもり気味で世間に対して少々斜にかまえていた僕でした。それが大家さんと出会ったことで人とふれあうしあわせを知って、自分は生まれ変われたと思っています。

今回は、自分の家族の姿を振り返って、また別のしあわせを知った。作品を描くことで、自分も成長できているなんてありがたいことです。おかげさまで、いま次回作も構想中です。

芸人も漫画家も何歳までできるかはわからないけど、父のように好きなことをずっと続けられたらいいなと思いますね。