ミラノの滞在期間中に苦手なワインを克服
仕事でイタリア、ミラノに行くことがありました。仏教美術の展覧会で津軽三味線のライブをする事になり、強者ミュージシャンとそのマネージャーさんたち、そして私を含めたスタッフたち、計8名のチームでミラノ入りしました。
そしてこの8人のチーム、私以外の7人は全員酒豪です。
確か5泊ほど滞在したのですが、ディナーはもうワイン祭りで、食事が終わるとテーブルの上にワインの空き瓶が10本以上並びます。
ワイン嫌いの私でしたが、もちろんお付き合いで致し方なくワインで乾杯です。
しかし、そのワインが美味しい!
当たり前ですイタリア料理との相性も抜群で、どんどんワインがすすみます。
気が付くとミラノの滞在期間中で私はワインを克服するどころか、完全にハマっていまいました。
ハンブルク滞在中にビールを克服、続いて日本酒も
その後しばらくして、ドイツのハンブルクに行く仕事がありました。世界的なトランぺッターであるマティアス・ヘフスさんとあるセレモニーでの演奏の打ち合わせをするためでした。
打ち合わせは正味1時間半で終了! しかし、飛行機の都合で3泊のハンブルク滞在。
時間を持て余しました、
ドイツ語も全く分からず、一人でやることもなく「せっかくドイツに来たんだからビールでも飲むか…」と思い、ガイドブックで評判のレストランを探し、そこで舌平目とビールをお願いしました。
ハンブルクと言えば「ハンバーグ」が有名ですが港町でもあるこの町は舌平目も名物!
そして、その舌平目とビールの相性が抜群です! ビールがこんなに美味しいものだと思ったことはありませんでした。
これで苦手だったビールも克服しました。
そして、日本酒。東京で握りとのペアリングが有名なお寿司屋さんに行く機会がありました。
つまみから1品に1種類のお酒が出てきます。完全ペアリング! シャンパーニュから赤ワイン、白ワイン、そして日本酒。特に日本酒は料理によって各地のさまざまなものが出てくるのですが、料理との組み合わせが抜群。お酒がすすみすぎて出された量では足りないくらいです。これで日本酒も克服!
その土地で取れた美味しい食材を使った料理と、地のお酒の相性は本当素晴らしいものです。
正にお酒と料理のマリアージュです。
幸運なことに? 私は世界各地で美味しい食事と美味しいお酒に出会い、ノンベイへの道をたどることになります。