キッチンには、全体の容量の50%前後しか物を入れない(写真はイメージ/写真提供:photo AC)
普通の生活をしているのになぜか太ってしまう。加齢や仕事の忙しさのせい? いえ、それは食事の取り方に問題があるのかもしれません。仕事や人間関係の生産性を最も向上させるのは、一番おろそかにされがちな食生活だと、経済評論家の勝間和代さんは語ります。健康的な食事を続けるためのポイントの一つは、調理時間をなるべく短くする、そしてそのための工夫はどんどん行うことだそうで――

外食よりもおいしくする

食事ハックの基本は、簡単でしかもおかわりするほどおいしい、外食するよりもずっとおいしくないと続きません。おいしいものを食べたいという私たちに備わっている基本的な欲求を利用して健康的なものを食べ続けるのです。

さらに食事ハックのポイントは、なるべく調理時間を短くすることですから、調理時間を短くするための工夫はどんどん行います。

多くの人が調理で手間取ってしまうのは、食材を探す時間や、調理器具を探す時間が長いからです。なので私のオススメは、冷蔵庫も、あるいは台所のシンク下のボウルなどをしまうところも、基本的には全体の容量の50%前後しか物を入れないことです。

これはパソコンのCPUを管理するときにも、なるべく50%以下にするのと同じことで、ある程度の余裕がないとまず必要なものがすぐに手に取れませんし、また重ねていると上のものをどかしたり、下ろしてから下のものを取らなければいけないなど細かく時間がかかります。

もしこれが生産現場の工場ラインであれば、ストップウォッチを持ってムダ取りを行うと思いますが、それと同じ発想を自分の調理の生産ラインに持ち込むのです。

生産ライン管理の原則のひとつはなるべく在庫を持たないことですが、同じように食材も、あるいは調理器具も、あまり使わないものは置かないようにします。