更年期にさしかかると、女性ホルモンの減少によりホルモンバランスが乱れ、《疲れ、イライラ、不安感、ほてり、めまい》などの不調が現れます。このゆらぎ世代の不調と向き合う第一歩は「症状を理解し、正しく知ること」です。そして不調を改善する鍵は「自律神経の力」と、はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師である森田遼介さんは語ります。東洋医学の視点から6つの体質タイプに分類し、自分の体質に合うセルフケアが見つかる、森田さんの著書『東洋医学が効く!更年期と自律神経をととのえる本 』より、一部を抜粋して紹介します。
イライラ・怒りやすい
怒りという感情の発露には大きなエネルギーを使います。無駄に疲れてしまいますし、なるべくなら怒りたくないもの。
しかし、この「怒」の感情が起こりやすいのが更年期です。
怒りとは気や血(けつ)が逆上している状態だと考えてください。特に五臓の「肝」の乱れから血が不足するとイライラしやすくなります。
わかりやすいのは睡眠不足のときでしょう。
睡眠不足で血を増やすことができないと、「肝」が持つ気血を昇らせる働き(疏泄作用:そせつさよう)が暴走し、気血が上(頭部)へ昇りイライラしやすくなってしまいます。(※五臓とは:東洋医学で「五行論」に基づく「肝、心、脾、肺、腎」