生命とわたしの生命がひとつになった瞬間

壮絶な痛みと共に術後も検査、検査の連続でしたが、出張の多い主人に代わり大学一回生の息子が夏休みに付き添ってくれました。
息子の成長を感じた夏でもありました。

術後3ヶ月、自転車自体に乗る自信をも無くしていた私に、主人は変速付きの普通自転車をプレゼントしてくれました。
さぁ~恐る恐る試運転です。

近くの商店街でお花を買った帰り道、立ち寄った公園で出会った、四季を感じる美しい花々と自然界に癒され見るものすべてがキラッキラッに見えました。
前には黄花コスモス
後には背高コスモス
ただただ生命いっぱい咲いていました。
手の届く景色に普段余裕が無く、気付けなかった景色にも気づけて嬉しくに歓びに満たされました。
私もただただ生命いっぱい咲いていたい...
この一瞬一瞬を大切に今を生きよう!!自然の生命とわたしの生命がひとつになった瞬間です。

この小さな幸せが長く長く続きますように...


第13回 リリー・オンコロジー・オン・キャンバス
がんと生きる、わたしの物語。コンテスト 受賞作品一覧

 【最優秀賞】
・絵画部門『きらきらゆらゆら悔いなく自分らしく
・写真部門最優秀賞『焼きおむすび
・絵手紙部門最優秀賞『看護師達

【優秀賞】
・絵画部門『おかあさん ありがとう
・写真部門『はじめて並んで歩いた日
・絵手紙部門『大丈夫

【入選】 
・絵画部門『再生した私
・写真部門『自然のいのちとわたしの生命(いのち)
・絵手紙部門『あなたの分も生きていきます
・絵画部門『また逢う日まで
・写真部門『家族
・絵手紙部門『「おいしいね」と言える幸せ