青木さやかさんの連載「48歳、おんな、今日のところは『……』として」――。青木さんが、48歳の今だからこそ綴れるエッセイは、母との関係についてふれた「大嫌いだった母が遺した、手紙の中身」、初めてがんに罹患していたことを明かしたエッセイ「突然のがん告知。1人で受け止めた私が、入院前に片づけた6つのこと」が話題になりました。今回は、「肺がんの再発と二度目の手術」について、赤裸々に語ります。
肺がんができやすいタイプ
2019年、肺がんの2度目の手術の為に入院することになった。
2017年に肺がんの手術をし、2年しか経っていない。定期的に検査をしてきて、こんなに早く再発か、とショックであった。
「再発ではないんですよ」
と主治医の似鳥先生。
「再発じゃないんですか?」
「このタイプのものは、女性ではできやすい方がいらしてですね」
「はい」
「CTだけではがんかどうかわからないので、疑わしくて大きくなる傾向だととる、ほうが良いかと。もちろん、とってみないと完全にがんかどうかはわからないのですが」
「ふー。そうですか」
「前回よりも、とりやすいところにありますし、時間もそんなにかからないと思います」
わたしは、もう先生に委ねているので、おっしゃる通りに。次の舞台が終わったら入院しましょう、となった(前回同様、1週間弱の入院。術式は胸腔鏡下左肺上葉部分がん切除手術)。