一年半前、励まして背中を押してくれたのは娘
義息子の入院から遡ること一年半前の令和二年、還暦を迎えた主人が慢性骨髄性白血病と告知されました。悲しむ暇もなく私が一番苦しかったのは、同居する高齢の両親に打ちあけることでした。気が動転する私を「絶対に大丈夫やから」と励まして背中を押してくれたのは娘でした。この時娘の身体には新しい生命が宿っていたころになります。
お陰様で主人は一ヶ月ほどで退院することができましたが、皮肉にも義息子と主人が同じ病院の血液内科に通院することになるとは思いませんでした。辛いことが続きましたが主人も義息子も定期的に検診を受け現状維持で、日常の生活を送っています。
令和四年のクリスマスは、パパサンタ(義息子)も一緒に過ごす事ができた最高のクリスマスプレゼントが届いたのです。
第13回 リリー・オンコロジー・オン・キャンバス
がんと生きる、わたしの物語。コンテスト 受賞作品一覧
【最優秀賞】
・絵画部門『きらきらゆらゆら悔いなく自分らしく』
・写真部門最優秀賞『焼きおむすび』
・絵手紙部門最優秀賞『看護師達』
【優秀賞】
・絵画部門『おかあさん ありがとう』
・写真部門『はじめて並んで歩いた日』
・絵手紙部門『大丈夫』
【入選】
・絵画部門『再生した私』
・写真部門『自然のいのちとわたしの生命(いのち)』
・絵手紙部門『あなたの分も生きていきます』
・絵画部門『また逢う日まで』
・写真部門『家族』
・絵手紙部門『「おいしいね」と言える幸せ