癌になって気づいたこと

手術日までの間は、体力作りに励み、コロナ感染を避けるため、人混みを避けて家族3人で過ごす時間が増えた。今まで仕事優先で家族の事を後回しにしていたり、夫もまとまった休みの少ない職種だったので息子が生まれてから初めて3人で長い時間、一緒に過ごした。

癌になって気づいた。私が今一番大切なものは家族だ!今しかない息子の成長、3人で過ごす時間。今までただただ毎日を過ごしていたが、こんな幸せがあるんだと新しい世界が始まったようにも思えた。

手術の日が近くなり、夫が「無事に手術が終わって元気になったら旅行に行こう。」と提案してくれた。楽しみ、目標ができた。

『大好きなパンダに会いたい!きれいな海が見たい!』行き先は和歌山に決定。

手術を終えて、元気になって3人で旅行に行けた。11月なのに暑くて海で遊ぶ事もできた。旅行中も私、生きているんだと何度も感じた。

一緒に頑張ってくれて、ありがとう。


第14回 リリー・オンコロジー・オン・キャンバス
がんと生きる、わたしの物語。コンテスト 受賞作品一覧

【入選】 
・絵手紙部門 『かぞくのじかん
・絵手紙部門   『朝日さす


第13回 リリー・オンコロジー・オン・キャンバス
がんと生きる、わたしの物語。コンテスト 受賞作品一覧

・絵画部門最優秀賞『きらきらゆらゆら悔いなく自分らしく
・絵画部門入選『また逢う日まで
・写真部門最優秀賞『焼きおむすび
・写真部門優秀賞『はじめて並んで歩いた日
・写真部門入選『自然のいのちとわたしの生命(いのち)
・写真部門入選『家族
・絵手紙部門最優秀賞『看護師達
・絵手紙部門優秀賞『大丈夫
・絵手紙部門入選『あなたの分も生きていきます
・絵手紙部門入選『「おいしいね」と言える幸せ