長女に勧められキャンバスに向かい合い

治験期間中に、長女が「好きな色で好きなように描いてみて」とキャンバスと絵の具を持って来ました。

家族全員で楽しく色を重ね、この作品が完成。

不安な気持ちを表しているかのように黒が入っていたり、生命力を感じさせる明るい色もあります。

アクセントになっているピンクは、なんと主人のチョイス。(笑)

この抽象画に『キセキ』と名付け、これをきっかけに絵画も趣味の仲間入りへ!

昨年11月には二度目の脳転移が見付かり、ガンマナイフ治療を受けました。

その中で、生きていること・生かさせていただいていることに改めて感謝。

この癌は、毎日の平凡な生活が一番幸せであると気付かせてくれました。

充実した日々を笑顔で送れるのも、家族の協力と理解のお陰です。

通院がある度に主人と次女は、交代で送迎や付き添いをしてくれています。

家族や医療スタッフの皆さん、また縁する全ての方々に感謝の思いで一杯です。

誰にでも死は訪れます。不安が無いと言ったら噓になりますが、限りある人生を癌と共生しながら、有意義で充実した日々を送って参ります!


第14回 リリー・オンコロジー・オン・キャンバス
がんと生きる、わたしの物語。コンテスト 受賞作品一覧

【入選】 
・絵画部門   『キセキ』~すべてに感謝~
・写真部門   『二人で来た道、これからも
・写真部門   『最後の手打ちうどん
・絵手紙部門 『かぞくのじかん
・絵手紙部門   『朝日さす

・絵手紙部門入選『朝日さす


第13回 リリー・オンコロジー・オン・キャンバス
がんと生きる、わたしの物語。コンテスト 受賞作品一覧

・絵画部門最優秀賞『きらきらゆらゆら悔いなく自分らしく
・絵画部門入選『また逢う日まで
・写真部門最優秀賞『焼きおむすび
・写真部門優秀賞『はじめて並んで歩いた日
・写真部門入選『自然のいのちとわたしの生命(いのち)
・写真部門入選『家族
・絵手紙部門最優秀賞『看護師達
・絵手紙部門優秀賞『大丈夫
・絵手紙部門入選『あなたの分も生きていきます
・絵手紙部門入選『「おいしいね」と言える幸せ