90近い父が「わしが押しちゃる」と言って
そして父も、何時であろうと夜中のトイレのときはトイレ前まで母を連れていきます。
ふたりは日なたに椅子を置き、日向ぼっこするのがそれまでの日課。
前の道を行く人に「仲の良いお地蔵さん二人」と言われていました。また宣告までは二人そろって畑に行き、農作業に精を出す毎日でした。
昔からドライブも大好きです。
闘病中も息子にねだってはあちこち車で出かけます。
この写真はそんなドライブ先での一コマ。娘や息子がいても「わしが押しちゃる」と言って90近い父がいつでも車いすを押して歩いています。
結婚してから64年。二人で歩いてきた道、これからも。
第14回 リリー・オンコロジー・オン・キャンバス
がんと生きる、わたしの物語。コンテスト 受賞作品一覧
【入選】
・写真部門 『二人で来た道、これからも』
・写真部門 『最後の手打ちうどん』
・絵手紙部門 『かぞくのじかん』
・絵手紙部門 『朝日さす』
第13回 リリー・オンコロジー・オン・キャンバス
がんと生きる、わたしの物語。コンテスト 受賞作品一覧
・絵画部門最優秀賞『きらきらゆらゆら悔いなく自分らしく』
・絵画部門入選『また逢う日まで』
・写真部門最優秀賞『焼きおむすび』
・写真部門優秀賞『はじめて並んで歩いた日』
・写真部門入選『自然のいのちとわたしの生命(いのち)』
・写真部門入選『家族』
・絵手紙部門最優秀賞『看護師達』
・絵手紙部門優秀賞『大丈夫』
・絵手紙部門入選『あなたの分も生きていきます』
・絵手紙部門入選『「おいしいね」と言える幸せ』